ABBA (アバ)

(二番目の「B」は、本当は反対向きですが、フォントがないので、普通の「B」にしています。)


古い漫画のレコードなど


「アバ」というグループ名を初めて聞いたとき、日本のレコード会社が日本人向けに付けたいい加減な名前だろうと思っていた。しかし、本当だった。(最初、芥川龍之介の小説「あばばばば」(大正12年)を連想した。)

あの「She's My Kind Of Girl(木枯らしの少女)」(72年)のビョルン&ベニーが作ったグループだと知ってまた驚く。

「木枯らしの少女」のヒットから2年後、彗星の如く現れたスウェーデンのスーパーグループ「アバ」。「Fernando(悲しきフェルナンド)」で注目し、「ダンシング・クイーン」によってファンになる。最初にシングル「ダンシング・クイーン」と「ザッツ・ミー」を買ったが、これはやっぱりアルバムを買うべきであると判断し、「アライバル」を購入する。ここで、シングル2枚分のお金を損する。そして、「アライバル」より前に発売された2枚のLPを買い求め、以後、「ビジッター」まで発売とほぼ同時に買う。(2002.1.15記)


※最近、再び注目されてきたようです。嬉しいことです。



ABBA
A 1 SOS
2 Mamma Mia
3 Hey, Hey, Helen
4 Tropical Loveland
5 Man In The Middle
6 Bang-A-Boomerang
B 1 I Do, I Do, I Do, I Do, I Do
2 Rock Me
3 Intermezzo No 1
4 I've Been Waiting For You
5 So Long
75年
このジャケットは、「ビートルズがやってくる ヤア!ヤア!ヤア!」のような雰囲気。アバの最後のアルバムとなった「The Visitors」のジャケットは、これまた「アビイ・ロード」か「ヘイ・ジュード」のアルバム・ジャケットのように険悪なムード。人気グループの栄枯盛衰を見るようである。



ALL ABOUT ABBA
A 1 Mamma Mia
2 Honey Honey
3 Another Town, Another Train
4 Waterloo (English Version)
5 Ring Ring
6 Hasta Manana
7 Dance (While The Music Still Goes On)
B 1 I Do, I Do, I Do, I Do, I Do
2 Gonna Sing You My Lovesong
3 What About Livingstone
4 SOS
5 I Am Just A Girl
6 Me And Bobby And Bobby's Brother
7 People Need Love
76年
ヨーロッパやアメリカで人気爆発中のアバを、日本で紹介しようという意図で編成されたアルバム。「Dancing Queen」発売前のベスト・アルバムのようになっている。A1「Mamma Mia」、A2「Honey Honey」、A6「Hasta Manana」、A7「Dance (While The Music Still Goes On)」、B4「SOS」などを毎日聴いていたものだ。初期のアバ入門編としてお薦め。



ARRIVAL
A 1 When I Kissed The Teacher
2 Dancing Queen
3 My Love, My Life
4 Dum Dum Diddle
5 Knowing Me, Knowing You
B 1 Money, Money, Money
2 That's Me
3 Why Did It Have To Be Me
4 Tiger
5 Arrival
76年
「Dancing Queen」は、聴いていて非常に幸せな気分に浸れる曲。こんな曲はめったにない。「That's Me」は、このアルバムからのセカンド・シングル。「Dancing Queen」よりもよく聴いていた時期があった。



THE ALBUM
A 1 Eagle
2 Take A Chance On Me
3 One Man, One Woman
4 The Name Of The Game
B 1 Move On
2 Hole In Your Soul
3 "The Girl With The Golden Hair"
-3 scenes from a mini-musical-
A. Thank You For The Music
     Union Songs AB
B. I Wonder (Departure)
     Polar Music AB
C. I'm A Marionette
     Union Songs AB
77年
A1「Eagle」は、かつてない重厚なサウンド。どの曲もメロディがきれいでよくまとまっている。しかし、アバ・ベスト10に入れるほどの曲はない。



Voulez-Vous
A 1 As Good As New
2 Voulez-Vous
3 I Have A Dream
4 Angeleeyes
5 The King Has Lost His Crown
B 1 Does Your Mother Know
2 If It Wasn't For The Nights
3 Chiquitita
4 Lovers (Live A Little Longer)
5 Kisses Of Fire
79年
このジャケットが一番好き。アバのアルバムで最もよく聴いたものかもしれない。A1「As Good As NewとB2「If It Wasn't For The Nights」は、シングル・カットされていないが、アバの曲でベスト10に入る。



Super Trouper
A 1 Super Trouper
2 The Winner Takes It All
3 On And On And On
4 Andante, Andante
5 Me And I
B 1 Happy New Year
2 Our Last Summer
3 The Piper
4 Lay All Your Love On Me
5 The Way Old Friends Do
80年
A1「Super Trouper
」はいい曲だ。アバらしさの出た最後のヒット曲だと思う。しかし、このアルバムには前作までの勢いはない。人気にやや翳りが出てきた頃の作品。B5「The Way Old Friends Do」はライヴ録音になっており、讃美歌「主よみもとに近づかん」に少し似ている。印象に残るのは、A1、A2、B4くらいか。



The Visitors
A 1 The Visitors
2 Head Over Heels
3 When All Is Said And Done
4 Soldiers
B 1 I Let The Music Speak
2 One Of Us
3 Two For The Price Of One
4 Slipping Through My Fingers
5 Like An Angel Passing Through My Room
81年
どんなに人気のあるグループもいつかは最後の時が来る。そんな予感のするアルバム。ジャケット写真も4人が離ればなれに写っており、夫婦げんか(2組)の後のよう。A1「The Visitors」は、ビートルズの「Tomorrow Never Knows」を意識して作られたのでは?
このアルバムには、これまでのあのはじけるようなポップなサウンドはない。
・・・と、このように20年前は思っていたが、こうして20年ぶりに聴いてみると、意外にgoodである。ちょっと見直したアルバム。



ABBA Greatest Hits Vol.2
A 1 Gimme! Gimme! Gimme! (A Man After Midnight)
2 Knowing Me, Knowing You
3 Take A Chance On Me
4 Money, Money, Money
5 Rock Me
6 Eagle
7 Angeleyes
B 1 Dancing Queen
2 Does Your Mother Know
3 Chiquitita
4 Summer Night City
5 I Wonder (Departure)
6 The Name Of The Game
7 Thank You For The MUsic
79年
他のアルバムにないのは、「Gimme! Gimme! Gimme! 」だけ。帯には、「ついに実現ABBA日本公演 きらめくサウンド、華麗なステージ!! 感動と興奮が伝わってくる。」と書いてある。いかにも、日本公演のライヴ盤のような見出しである。しかし、下の方に小さく「ライヴ盤ではありません。」と書いてある。何のことはない、ただの寄せ集めアルバムである。日本公演は、このベスト盤発売の翌年、80年に行われた。



ABBA
A 1 SOS
2 Mamma Mia
3 Hey, Hey, Helen
4 Tropical Loveland
5 Man In The Middle
6 Bang-A-Boomerang
B 1 I Do, I Do, I Do, I Do, I Do
2 Rock Me
3 Intermezzo No 1
4 I've Been Waiting For You
5 So Long
75年
一番上に紹介しているアルバム「ABBA」と全く同じもので、ジャケットが違うだけ。






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