電人アロー一峰 大二 作画 |
昭和40年10月17日発行 朝日新聞社 朝日ソノプレス社 A面:電人アローの歌 ドラマ「秘密兵器エネルギーガン」 B面:ドラマ「秘密兵器エネルギーガン」 電人アローの歌 作詞 一峰 大二 作曲 萩原 哲晶 うた 上高田少年合唱団 定価 280円 |
歌は「電人アローの歌」1曲しか入っていません。作者の一峰大二が作詞しています。テレビ化はされていないので、この曲を知る人はほとんどいないでしょう。月刊少年に連載されていました。
これまで、シートの曲は紹介してきましたが、「お話」については、まったくふれないできました。ここでは、シートの「お話」について簡単に紹介したいと思います。
普通、漫画のシートは、歌が2曲程度とお話が1つ、表裏あわせて10分から15分程度のレコードでした。
電人アローのお話の内容
X国のスパイが、日本の秘密兵器研究所からエネルギーガンを盗み出し、車やジェット機を使って逃走する。日本の戦車隊と空軍がスパイを追いかけるが、エネルギーガンの前には、歯が立たず、手も足も出ない。そこで、利夫少年が電人アローを呼ぶ。(マグマ大使では、マモルが笛を吹いてマグマやガムを呼んでいたが、電人アローでは、利夫少年が銃を空に向けて発射し、アローを呼ぶ。上右図参照。)
電人アローが登場し、スパイと闘うが、エネルギーガンでストロングアーム(腕の白い部分)をやられ、絶体絶命のピンチに追いやられる。しかし、アローは、エネルギーガンが金属は破壊できるが岩石は破壊できないことに気づき、スパイをやっつける。
というものです。金属は破壊できるが岩石は破壊できない、当時は、そんなこともあるのかとまじめに聴いていました。
両拳を頭の上でガシッと合わせ、両腕を開いたときにできる電磁の槍(「電光スピア」という。)を投げるところがみんなに受けていました。上左の電人アローの構造図は、まねしてノートによく書いたものです。(2000.7.23記)
−古い漫画のレコードなど−