ハナ肇とクレイジー・キャッツ

古い漫画のレコードなど

	スーダラ節　６１年（８２年復刻盤） こりゃシャクだった
	「〜節」シリーズの最初。クレイジーの記念すべき初のヒット曲。 知名度ではこの曲が一番と思われる。「いつの間にやらハシゴ酒」というのは子どもの頃には意味が分からなかったですね。

	ドント節　６２年（８２年復刻盤） 五万節
	「飲んだビールが五万本、雨戸にお辞儀を五万回」。名曲「五万節」。これもＢ面であった。このページの最後に紹介する「クレイジーキャッツデラックスボックス」の解説によれば、このオリジナル・ヴァージョンは、歌詞に問題があったため、発売後すぐにこちらに差し替えられたとか。三番と六番の歌詞が書き替えられている。オリジナル・ヴァージョンよりもこちらの方がテンポがやや速い。一番ハナ、二番谷、三番植木、四番ハナ、五番谷、六番植木、七番全員の順で歌われる。８６年には歌詞が全て書き替えられ、十番まである「新五万節」も発売されている。

	ハイそれまでヨ　６２年（８２年復刻盤） 無責任一代男
	バラード調の出だしから、突如、ツイスト調に変わる構成が素晴らしい。この歌詞のとおりのことが自分に起こったら、本当に「ふざけやがって、ふざけやがって、ふざけやがって、このやろー」と言いたくなるであろう。

	これが男の生きる道　６２年（８２年復刻盤） ショボクレ人生
	「これが男の生きる道」、軍歌調の曲。途中の「ああ、わびしいなあ〜」という植木等のセリフは身につまされるようである。

	いろいろ節　６３年 ホンダラ行進曲
	クレイジー・キャッツの最高傑作「ホンダラ行進曲」。これもＢ面だった。「ひとつ山越しゃホンダラッダホイホイ〜」、すべてをホンダラダホイホイで曖昧にして明らかにしない、非常に哲学的な歌詞である。つらいことがあったときに聴くとよい。一番植木、二番ハナ、三番谷、四番全員の順で歌われる。歌唱力は、植木が一番であるが、ハナのとぼけた感じ、谷の溌剌とした歌声が実によい。

	学生節　６３年（８２年復刻盤） めんどうみたヨ
	学生節「一言文句を言う前に・・・あんたの息子を信じなさい。」、これもよく歌われた曲。一番植木、二番谷、三番ハナ、四番全員の順で歌われる。

	ゴマスリ行進曲　６４年 悲しきわがこころ
	これも両面ヒット。ゴマをするには手間もかからず、元手もいらない、ゴマスリ行進曲のこの歌詞をもう一度かみしめて、処世術を身につける必要性を感じる。 Ｂ面「悲しきわがこころ」は、クレイジー・キャッツ全員のソロが聴ける唯一の曲。一番谷、二番犬塚、三番石橋、四番ハナ、五番桜井、六番植木、七番安田、八番全員の順で歌われる。 勉強になりました〜！（意味の分からない人は「悲しきわがこころ」を聴いてみてください。）

	逢いたくて逢いたくて（園まり）　６６年 あんたなんか（園まり＋植木等）
	昔は結構Ａ面、Ｂ面に違う歌手の曲が入っていたり、「あんたなんか」のようにデュエット・ソングも多かった。Ａ面は、園まりの代表的ヒット曲である。Ｂ面の「あんたなんか」が、園まりと植木等とのデュエットになっている。園まりのちょっと甘えた歌いっぷりがなんとも色っぽい。これも隠れた名曲の一つ。

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