久美子の部屋


古い漫画のレコードなど

女優秋吉久美子の珍しいLPを2枚紹介します。こんなレコードがあったのかと思われる方もおられるでしょう。女優が2枚もLPを出すのだから、秋吉久美子が一番人気のあったアイドル的存在だった頃でしょう。

映画は、出演作品のすべては見ていませんが、「妹」(74)、「赤ちょうちん」(74)、「八甲田山」(77)、「の・ようなもの」(81)、「ひとひらの雪」(85)、「夜汽車」(87)、「異人たちとの夏」(88)などを見ました。一番よかったのは、「昭和枯れすすき」(75)です。封切りのときと、あと1回どこかで見たきりで、内容はよく覚えていません。しかし、主題歌の「昭和枯れすすき」と秋吉久美子の兄で刑事役をやっていた高橋英樹が好きなので、これが私のベスト1です。次に、渥美清の「男はつらいよ」シリーズ第39作目「寅次郎物語」(87)のマドンナ・隆子役も好演していました。これがNO.2です。

大好きな渥美清も、この第39作目「寅次郎物語」あたりから体力的な衰えが見え始め、元気がなくなってきたように思います。渥美清については、総合年表にTVドラマ「泣いてたまるか」やTV版「男はつらいよ」を載せていますが、余裕があれば、「渥美清の部屋」をつくり、この「泣いてたまるか」を取り上げたいと考えています。

本サイトのメイン・テーマである「古いレコード」とは一見関係ないように見えますが、「古い漫画のレコードなど」というタイトルをつけたのは、「古い」が「漫画」にかかるのか、「レコード」にかかるのか、それとも「漫画のレコード」にかかるのかあいまいで、非常に悪い日本語の典型ですが、どのようにでも解釈できるようにわざとこのようにしてます。また、「など」をつけることによって、漫画であれ教科書であれ、古いものは何もかもみな許されるようにしてます。(「など」だから録音が古ければ、CDも可と解釈しています。)だから、「泣いてたまるか」のビデオや寅さんのビデオ・CDもたくさんありますので、これを紹介してもいいかとも考えています。(平成12年9月23日 記)

「秋吉久美子の部屋」で渥美清の話になってしまいました。
では、次のレコードレビューへ。



秋吉久美子
A 1 赤い靴
2 しゃぼんだま
3 星の流れに
4 東京ブルース
5 エリカの花散るとき
B 1 えんがちょ
2 おそまつさまでした
3 10人のインディアン
4 フロイト
5 天才
6 未来への想い出
75年頃
このLPは、ちょうど、秋吉久美子主演TVドラマ「家庭の秘密」(主題歌は、荒井由実の「あの日に帰りたい」です。)をやっていた頃に発売されたものだったと思います。A面は、童謡と懐メロで固めています。B面は、B3を除き、すべて秋吉久美子の作詞です。このLPで、A3、4、5の懐メロを覚えました。A3「星の流れに」は、超スローテンポで、6分37秒の大作となっています。この曲は、メロディだけは知っていましたが、曲名と歌詞をこのレコードで知りました。本家の菊池章子の方は後で知り、秋吉久美子版に比べ、テンポがかなり速いので驚きました。B2は、シューマンの「トロイメライ」をバックに、秋吉久美子が自作の詩を朗読しています。B6は、詩の朗読だけです。
全体が独特の、このジャケットの写真のような一種異様な雰囲気に包まれたレコードです。付録として秋吉久美子のポスターが付いています。



KUMIKO AKIYOSHI PART2
A 1 クミコ
2 29日の水曜日
3 アマン
4 かさぶた
5 泣きたいよ
6 死んだ赤ちゃん
B 1 サカナ
2 秋が来て
3 ライオンのゴホン
4 不条理
5 レッテル
6 少女
77年頃
前作は、エレックレコードからの発売、これは、ポリドールから発売されています。
前作と違って、全曲秋吉久美子の詞によるオリジナル曲集です。A3、B3、B5などが印象に残っています。前作は、全曲通してよく聴いていましたが、こちらの方は、好きな曲だけ選んで聴いていたような気がします。
B5「レッテル」は、明るい軽快な曲ですが、放送するには適当でない言葉が少し含まれています。(ぶたの○○○、へびの○○○)
このレコードの発売直後だったと思いますが、LP収録曲の歌詞を含む秋吉久美子の詩集が発売され、さっそく本屋に買いに行きました。(今は持っていません。)



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