遊星少年パピイ

井上 英沖 作画



昭和40年6月21日発行
朝日新聞社 朝日ソノプレス社

A面:主題歌「遊星少年パピイ」
    ドラマ「殺人ロボット粉砕」

B面:ドラマ「殺人ロボット粉砕」
   
主題歌「遊星少年パピイ」
 作詞 三木 鶏郎
 作曲 三木 鶏郎
  うた デュークエイセス

定価 280円



パピイが宇宙からエネルギー補給を受ける場面


           

鉄人の後継番組であったためか、パピイの主題歌は、作詞・作曲が三木鶏郎、うたがデュークエイセスで、すべて鉄人28号の主題歌と同じです。曲調もよく似ています。パピイの主題歌の「ピピピピピ パピーイ」というところと鉄人の主題歌の「ダダダダ ダーンと 弾丸(たま)がくる」というところなどとてもよく似ています。

パピイの思い出といえば、パピイの似顔絵を描くのに、トサカの部分がうまく描けなくて苦労したことです。この部分が上手に描けないと、パピイが非常にかっこ悪く見えます。トパピイのトサカ部分サカの部分といえば、宇宙人やロボットなどのヒーローものの頭の部分には、必ず象徴ともいえるトサカがついていますがなぜでしょうか。代表的なものは、鉄人28号で、ウルトラマンやウルトラセブンにもトサカ部分があります。古くは七色仮面、ナショナルキッドなどにもあります。主人公のイメージを決める顔の部分にあたるため、髪の毛の代わりに何かないとかっこうがつかないのでしょう。

パピイのストーリーはほとんど覚えていませんが、シート本を見ると、パピイのペンダントが、パピイのエネルギー源となっており、エネルギーが切れると、クリフトン星からペンダントに宇宙エネルギーが送られてくる、という設定になっていたようです。何となく覚えているような気がするくらいです。

パピイの絵を見ると、少年サンデーに連載されていた「鋼鉄人間シグマ」を必ず思い出します。パピイが「少年」に連載されていた頃と同じ時期にサンデーに連載されていました。また、姿形がアトムのような子どもタイプに設定してあるのも似ています。「鋼鉄人間シグマ」は、昔の漫画特集などで話題に上ることが少ない作品ですが、当時はかなり人気がありました。テレビ化されていないため、パピイやソランに比べ知名度は落ちますが、漫画では、シグマの方が人気があったように思います。シグマの原作者は横山光輝です。横山光輝は、自分で漫画を描く以外に、他の人の原作者であることも多かったようです。
井上英沖の作品は、パピイ以外に知りませんが、ウルトラマンを単行本で描いたのを見たことがあります。
(2000.8.20記)


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