サインはV

神保 史郎 原作
望月 あきら 画
TBSテレビ 制作



昭和44年
日本ビクター株式会社

A面:サインはV
    (応援歌)しあわせは何処かにいるよ
B面:この道の果てに

サインはV、この道の果てに
 作詞 岩谷 時子
 作曲 三沢   郷
  うた 麻里 圭子
     横田 年昭 と リオアルマ
しあわせは何処かにいるよ
 作詞 岩谷 時子
 作曲 三沢   郷
  うた ティーカップス

定価 350円



 


「アタックNO.1」は集英社の「週刊マーガレット」に連載されていましたが、「サインはV」は、そのライバル誌である講談社の「週刊少女フレンド」に連載されていました。原作は神保史郎、漫画は望月あきらです。当時は、女流漫画家が少なかったせいか少女雑誌に男性漫画家が多く描いていました。手塚治虫、横山光輝、ちばてつや、楳図かずおなど。望月あきらは少女漫画専門に描いていました。望月あきらが「ゆうひがおかの総理大臣」で週刊少年チャンピオンに登場したときは逆に驚きました。

テレビはアニメではなく岡田可愛、中山麻里、苑文雀、中山仁らが出演するドラマでした。のちに坂口良子主演でもリメイク(昭和48年〜49年)されています。

主人公朝丘ユミ役の岡田可愛は、「サインはV」の主役になる前に、「青春とはなんだ」(昭和40〜41年 夏木陽介)、「これが青春だ」(昭和41〜42年 竜雷太)、「でっかい青春」(昭和42〜43年 竜雷太)、「進め!青春」(昭和43年 浜畑賢吉)といった「NTV青春シリーズ」に生徒役としてずっと出演していました。

主題歌「サインはV」の出だし「V,I,C,T,O,R,Y」のおかげで難なくVICTORYの綴りを覚えることが出来ました。久しぶりにこの曲を聴きましたがなかなかのものです。「しあわせは何処かにいるよ」「この道の果て」は、番組のBGMとして使われていました。歌詞付きで聴くとまた違った雰囲気です。

「サインはV」は実写であるにもかかわらず、「アタックNo.1」に比べて登場する技が派手です。「いなづま落とし」や「X攻撃」、「いなづま落とし」は、主人公の朝丘ユミ(岡田可愛)が後ろ向きになってサーブを上の方にうち、相手コートで球がガクンガクンといなびかりのように変化して落ちてきます。一峰大二の「黒い秘密兵器」では直角に変化する打球が出てきましたが、それよりもすごい。さらにすごいのは、球が空中で一瞬止まる、というものも出てきます。(これはテレビであったかは覚えていません。漫画では出てきます。)

「サインはV」は、立木武蔵が女子バレーボール日本一を目指す物語ですが、もうひとつが、ジュン・サンダースの病気との闘い、それを見守る仲間たちの愛情物語になっています。レコード・ジャケットには、ジュン・サンダース(范文雀)が写っていません。これは、ジュン・サンダースが番組の途中から登場するため、このレコードの発売された頃にはまだ登場していなかったためと思われます。テレビの中でジュン・サンダースがちょうどこの頃大ヒット中であった千賀かほるの「真夜中のギター」を歌っていました。(EP盤歌謡曲3参照)(2001.10.10記)

−古い漫画のレコードなど−






                     

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