YOKO ONO 2


古い漫画のレコードなど



Double Fantasy/JOHN LENNON YOKO ONO
A 1 (Just Like)Starting Over
2 Kiss KIss Kiss
3 Cleanup Time
4 Give Me Something
5 I'm Losing You
6 I'm Moving On
7 Beautiful Boy(Darling Boy)
B 1 Watching The Wheels
2 I'm Your Angel
3 Woman
4 Beautiful Boys
5 Dear Yoko
6 Every Man Has A Woman Who Loves him
7 Hard Times Are Over
80年11月
6年も待ってジョンの新曲がたったの7曲。「Mind Games」と「Walls And Bridges」が期待はずれだっただけに、待ちに待ったといった感じ。しかし、「JOHN LENNON(ジョンの魂)」と「YOKO ONO PLASTIC ONO BAND」、「Imagine」と「Fly」のように別々に出してもよかったのでは。長いブランクがあったため、二人の音楽活動の再出発という意味で合作にしたのだろう。

アルバム発表当初は、「JOHN LENNON(ジョンの魂)」「Imagine」クラスのアルバムが期待されていただけに、いまいちというのが、おおかたの評価であった。しかし、1ヶ月後のジョンの死によって、急に評価が高まったのは、不思議なことだ。

ジョンの死を知ったのは、出張で郡部に行った帰りの車中、ラジオのニュースであった。ビートルズ再結成のニュースのように、デマか誤報だと思っていた。寮に帰って、NHKのニュースでやっていたので本当だと思った。ビートルズ再結成は、全く期待していなかったが、とにかく、あと5年もすれば、きっと同じレコードでポールとジョンのハーモニーが聞けると思っていた。これが不可能になった。

友人は、小野洋子の曲をとばしてテープに録音し、ジョンの曲だけ聴いていたようだが、このアルバムでは、むしろ、小野洋子の曲の方が充実していると思う。
ジョンの曲は、「I'm Losing You」を除いて「Mind Games」「 Walls And Bridges」のようにメリハリのない曲が多い。「Dear Yoko」などは、「またか。」といった感じ。このアルバムの聴き所は、A4からA7にかけて。ここは、通しで聴くべき。



Milk And Honey/JOHN LENNON YOKO ONO
A 1 I'm Stepping Out
2 Sleepless Night
3 I Don't Wanna Face It
4 Don't Be Scared
5 Nobody Told Me
6 O'Sanity
B 1 Borrowed Time
2 Your Hands
3 (Forgive Me)My Little Flower Princess
4 Let Me Count The Ways
5 Grow Old With Me
6 You're The One
84年1月
このレコードの歌詞カードには、ジョンの死のことと、このアルバムのジョンの曲の数曲が解説されているが、アルバム中、半分を占める小野洋子の曲には、全く触れられていない。これでは、アルバムの解説になっていない。

ダブル・ファンタジーのレコーディング・セッション中の録音で、未完成のまま発表。このアルバムでは、「Let Me Count The Ways」が一番気に入っている。買ってから、B2〜B5を主として聴き、あとはほとんど聴いてない。注目すべきは、B2「Your Hands」で、ジョンへの想いを思いっきり日本語で歌っている。間奏部分では、英語の詞を朗読している。小野洋子が日本語で歌うのは、他に、日本だけで発売された「女性上位ばんざい」(73年)や「夢をもとう」(74年)などがある。やはり、日本語で歌ってもらうのはうれしいものである。英語で聴いても意味がわからない。



Starpeace/YOKO ONO
A 1 Hell In Paradise
2 I Love All Of Me
3 Children Power
4 Rainbow Revelation
5 The King Of The Zoo
6 Remember Raven
B 1 Cape Clear
2 Sky People
3 You And I
4 It's Gonna Rain(Living On Tiptoe)
5 Starpeace
6 I Love You,Earth
85年11月
前2作(「
Season Of GlassIt's Alright」)より力強い。YOKO ONO完全復帰を思わせるアルバム。しかし、このあと、「Rising」まで10年も新作が出なかった。A4など日本語の歌詞をつけてもいいくらい日本語に合う曲。CDでは、ボーナストラックとして、小野洋子が歌うライブの「Imagine」が収録されている。これは聴きもの。よく、日本の歌手がイマジンを英語で歌っているのを聴くが、オリジナルのイマジンの調子をまねて歌っている。しかし、小野洋子の歌うイマジンは違う。こういう歌い方もあるのかと感心させられた。さすが、ジョン・レノンの奥さんである。

この後、92年に6枚組CD「ONO BOX」と、「ONO BOX」からの抜粋盤「Walking On Thin Ice」が発売されているが、純新作は、10年後の「Rising」まで待たねばならない。。



Rising/YOKO ONO&IMA
1 WARZONE
2 Wouldnit
3 ASK THE DRAGON
4 New York Woman
5 TALKING TO THE UNIVERSE
6 Turned The Corner
7 I'M DYING
8 Where Do We Go From Here
9 KURUSHI
10 Will I
11 RISING
12 Goodbye,My Love
13 REVELATIONS
14 ASK THE DRAGON(WEEN)
15 TALKING TO THE UNIVERSE(CIBO MATTO)
95年12月
スターピース以来、実に10年ぶりのアルバム。LPなら2枚組になる大作。これまでの集大成だ。ポップな曲はないが、重厚な曲が多く、非常に気に入っている。「無限の大宇宙」に次ぐ傑作だと思う。「IMA」は、ショーン・レノンのバンドで、このアルバムのバックバンドをやっている。

「I'M DYING」でついに出た! アルバム「Fiy」以来のスクリーミング曲。何と24年ぶりである。
好きではないが、何となく懐かしい気持ちになる。「KURUSHI」は、日本語の「苦しい」のこと。この曲は7分28秒あり、日本語で静かに、「苦しい、苦しい、苦しい」と言い続ける。被爆者の苦しみを訴えた曲。日本語の「苦しい」にぴったりあてはまる英語がないらしく、この言葉に対する洋子さん自身の解説が加えられている。このアルバムでの一番の聴きものは、14分28秒ある大作「RISING」。この曲は、すごい。聴いていて、鬼気迫るものがある。「IMA」の演奏がまた素晴らしい。「RISING」の後は、ちょっと息抜きといった感じで、童謡風の「Goodbye,My Love」が続く。一度、小野洋子さんに日本の童謡を作ってもらいたいものだ。「NHKみんなのうた」に愛らしい曲を1曲プレゼントしてもらいたい。

このアルバム発売前に、小野洋子は、広島現代美術館での被爆50周年記念特別記念展に参加し、厳島神社での平和コンサートに出演している。また、この年の広島原爆記念式典の日にNHK「おはよう日本」で紹介された「Hiroshima Sky Is Always Blue」は、残念ながらこのアルバムには収録されていない。この曲は、ポール・マッカートニーのスタジオで、ポールの家族と小野洋子の家族が一緒に録音したもの。マッカートニー家とレノン家の和解の産物である。



A Story/YOKO ONO
1 A Story
2 Loneliness
3 Will You Touch Me
4 Dogtown
5 Tomorrow May Never Come
6 Yes,I'm A Witch
7 She Gets Down On Her Knees
8 It Happened
9 Winter Friend
10 Heartburn Stew
11 Hard Times Are Over
あなたの手/Your Hands
Extension 33
Now Or Never
97年8月
74年に制作されてお蔵入りになっていたアルバム。「空間の感触」の後に発売される予定だったもの。ジョンとの別居生活が影響し、発売を見送ったのか。97年にCDで初登場。「ONO BOX」に何曲か収録されている。
ボーナス・トラックとして、「あなたの手/Your Hands」「Extension 33」「Now Or Never」の3曲が収録されている。「Hard Times Are Over」は、「ダブル・ファンタジー」とはテイクが違う。B8「It Happened」は、シングル「夢をもとう」のB面であった。ボーナス・トラックの「あなたの手/Your Hands」は日本語だけで歌っており、「Milk And Honey」の「Your Hands」のように間奏部分での英語の詞の朗読はない。

このアルバムは、発売が前後したため、他のアルバムと収録曲がいくつかダブっているが、すべてテイク違いである。



Live Peace In Tronto 1969/THE PLASTIC ONO BAND
A 1 Blue Suede Shoes
2 Money
3 Dizzy Miss Lizzie
4 Yer Blues
5 Cold Turkey
6 Give Peace A Chance
B 1 Don't Worry Kyoko(Mummy's Only Looking For Hand In The Snow)
2 John,John(Let's Hope For Peace)
69年12月
邦題「平和の祈りをこめて プラスティック・オノ・バンド バーシティー・スタジアムに於ける初の実況盤」 1969年9月13日、カナダ・トロントでのライブ盤。ビートルズ解散前に、「アビイ・ロード」発売から約2ヶ月後にリリースされた。ジョンとヨーコは、このライブ・アルバムの前にも、「Unfinished Music No.1:Two Virgins」(「未完成」作品第1番:68年11月、ホワイト・アルバムとほぼ同時期に発売。)、「Unfinished Music No.1:Life With The Lions」(未完成」作品第2番:69年5月発売。)、「Wedding Album」(ウェディング・アルバム:69年10月、アビイ・ロード発売から約10日後発売。)の3枚のアルバムを出している。この3枚は、最近、CD化されたが、これまでCD未収録であった「Listen,The Snow Is Falling (ほら、聴いてごらん、雪が降っているよ)」と「Who Has Seen The Wind (誰が風を見た)」が「ウェディング・アルバム」に、「Remember Love (ヨーコの心)」が「未完成作品第1番」に収録された。この3曲がCD化されていないことに対してずっと不満を抱いていたが、ようやく、といった感じ。しかし、よりによって、「ウェディング・アルバム」や「未完成作品第1番」に入れなくてもいいじゃないかと思った。

このアルバムのジョンのライブは、そんなにいい出来とは思わない。B面は、小野洋子が叫ぶだけ。通しで2回くらいしか聴いていない。



94年9月
小野洋子が、脚本、音楽すべてを担当したミュージカル「ニューヨーク・ロック」のCD。ミュージカル用に新たに書いた曲は、2「I'll Always Be With You」、8「Light On The Other Side」、12「Warzone」、21「Where Do We Go From Here」、27「Story Of An Oak Tree」。12「Warzone」は、翌年、発表したアルバム「Rising」に収録されている。

ミュージカルだから、出演者が小野洋子の曲を歌っているが、小野洋子の曲を他の人が歌ったのを聴いたのは、これが初めて。84年に小野洋子の曲を、エルヴィス・コステロ、ロバータ・フラック、ハリー・ニルソン、ジョン・レノンなどが歌った「Every Man Has A Woman」が発売されている。
New York Rock/by YOKO ONO
ACT1 1 It Happened(Mother)
2 I'll Always Be With You
3 Speck Of Dust
4 Midsummer New York
5 What A Bastard The World Is
6 Loneliness
7 Give Me Something
8 Light On The Other Side
9 Tomorrow May Never Come
10 Don't Be Scared
11 Growing Pain
12 Warzone
13 Never Say Goodbye
14 O'Sanity
15 I Want My Love To Rest Tonight
16 I Feel Like Smashing My Face In A Clear Glass Window
17 Now Or Never
ACT2 18 We're All Water
19 Yes,I'm Your Angel
20 It Happened(JILL)
21 Where Do We Go From Here
22 Sleepless Night
23 No,No,No
24 Even When You're Far Away
25 Hell In Paradise
26 Toyboat
27 Story Of An Oak Tree
28 Goodbye Sadness





YOKO ONOへ

ホーム

inserted by FC2 system