しびれのスカタン

赤塚不二夫 原作
長谷 邦夫 漫画

  シート1
   うた スカタン・ミュージカル
   お話し「スカタンさっそう登場の巻」
  シート2
   お話し「スカタンさっそう登場の巻」
   うた メインテーマ しびれのスカタン
       
   スカタン・ミュージカル
     作詞 赤塚不二夫
         長谷 邦夫
     作曲 西山 真彦
     うた  杉並児童合唱団
         山本嘉子 ほか

   発行日 昭和40年頃
   コダマプレス
   定価 290円
   しびれのスカタン
     作詞 赤塚不二夫
         長谷 邦夫
     作曲 西山 真彦
     うた  ボーカル・ショップ




「けったい漫画」の「しびれのスカタン」です。昔から「けったいな漫画」だと思っていましたが、今、読んでもやはりけったいな漫画です。原作は赤塚不二夫、絵は赤塚不二夫のアシスタントをしていた長谷邦夫です。「おそ松くん」「ひみつのアッコちゃん」の絵とはちょっと雰囲気が違います。昭和40年から43年まで少年画報に連載されました。この漫画の終了後、同じ赤塚・長谷コンビで「くるくるアパート」という漫画が連載されています。

スカタンは火星の関西地方で生まれました。だから、関西弁を使います。怒ると相手をしびれさせます。だから、「しびれのスカタン」といいます。「しびれちゃった」という言葉は、この頃の流行語で、クレイジー・キャッツの「シビレ節」(青島幸男作詞、宮川泰作曲:66年)から「し〜びれちゃった、し〜びれちゃった」が流行っていました。「しびれのスカタン」が少年画報に連載されたのは、クレイジー・キャッツの「シビレ節」のレコード発売よりも先ですので、青島幸男がこの漫画をヒントに「シビレ節」を作詞したのでしょうか?

弾力星のノビルくん

スカタンの耳は、「天才バカボン」の「レレレのおじさん」と同じです。「天才バカボン」が少年マガジンで始まったのが、昭和42年ですので、スカタンの耳は、「レレレのおじさん」のデザインの前身ともいえます。また、スカタンにそっくりなキャラクターが、冒険王に連載されていた赤塚不二夫の「メチャクチャNo.1」に登場します。弾力星からきた、ゴムでできた「ノビルくん」です。スカタンと「ノビルくん」のデザインが、どちらが先にできたのかは分かりません。

上の海水浴の画像の下半分で「しびれのスカタン」の登場人物を紹介します。右からスカタン、岩手ケン、火星犬ボンボン、ドラ、メメ子、ゲソ親分、シャリ公、その太、です。スカタンの一番の友だちは、岩手県生まれの「岩手ケン」です。この漫画では、「岩手ケン」の「シェー」はすべて「ホエー」になっています。

「しびれのスカタン」はテレビ化されていませんが、このシート・レコードはなかなかの力作で、もしかすると、テレビ化の一歩手前まで話が進んでいたのではないでしょうか? スカタンの声優は山本嘉子(アニメ版サザエさんの初代ワカメ。)で、声はスカタンのキャラクターによく合っていると思います。(2003.2.16記)

−古い漫画のレコードなど−
                     



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