ジャングル大帝手塚 治虫 作画 |
昭和40年12月2日発行 朝日新聞社 朝日ソノプレス社 A面:ジャングル大帝主題歌 ドラマ「レオ誕生」 B面:ドラマ「レオ誕生」 うた 星になったママ ジャングル大帝主題歌 作詞 石郷 岡豪 作曲 富田 勲 うた 平野 忠彦 星になったママ 作詞 山本 暎一 作曲 富田 勲 うた 泉 みどり 定価 280円 |
国産初のカラーテレビアニメです。原作漫画はこのホームページで紹介している漫画の中で最も古く、昭和25年10月から「漫画少年」に連載が開始されています。曲は、シンセサイザーで有名な富田勲です。このシートのドラマの途中で歌われる「星になったママ」は、テレビで使われていたかどうか覚えていません。弘田三枝子が歌う「レオのうた」(作詞 辻真先 作曲富田勲)は、ジャングル大帝の放送開始後、しばらくして番組の最後で流れされるようになりました。このシートには入っていません。
シートのお話は、レオの生い立ちです。テレビ第一回の放送と同じ内容だろうと思います。普通、ソノシートは、シート用の特別な話が多かったのですが、このジャングル大帝のシートはテレビの話の通りだと思います。(「ウルトラQ」のソノシートは、「恐怖の死闘!ナメゴン対ゴメス」でウルトラQの怪獣とウルトラマンの怪獣を戦わせている。せめて、「ナメゴン対ペギラ」くらいにしておけば「ウルトラQ」のソノシートを買っていたかもしれないのに。)
マグマ大使のシート本の広告を見るとジャングル大帝第2集「急げ!じごく谷へ」も出ていたようです。「レオのうた」「ディックとボウ」「ライヤ」の3曲入りのようです。
ジャングル大帝の第二部にあたる「進めレオ」は、レオが大人になってその息子が活躍する話だったと思います。「進めレオ」の歌は曲の最後に「サンヨー、サンヨー、サンヨー、電機」というのが入っていました。
「進めレオ」の裏番組が快獣ブースカだったらしいのですが、地方のテレビ事情で、ブースカは週遅れで日曜日の朝に見ていたので、いつも両方見ることができました。
裏番組といえば、同じ手塚作品の「W3」(ワンダースリー)は、ウルトラQが裏番組になって視聴率が急に落ちたということです。あとで、ウルトラQのところで書きますが、ウルトラQも、ウルトラマン以上に初回放送を見逃しています。これは、きっと「W3」を見ていたからに違いありません。
「W3」は、朝日ソノラマを持っていませんが、漫画もテレビも主題歌も大好きでした。少年サンデー連載のW3最終回では、物語の意外性に狐につままれたような気持ちになりました。輪廻転生を思わせる内容です。小学校の頃はそんな言葉は知らなかったので、とても不思議な気持ちになったことを覚えています。「W3」は、今では「火の鳥」の萌芽ではないかと思っています。少年サンデーでの手塚作品は、W3→バンパイヤ→どろろと続きます。少年サンデーの手塚3部作(自分で勝手にこう呼んでいる。)は、少年週刊誌に劇画が横行する前の子供向け手塚作品の最高傑作であると思います。(2000.8.29記)
−古い漫画のレコードなど−